意味が通じない。

『徒然草』を読み終えたが、作者の吉田兼好は本名ではないらしい。解説を読んで分ったが本名は卜部兼好だそうで、結構な家柄に生まれ宮廷にも使えていたようだ。
法師と言うからには得度した僧かと思うが、そう言うわけではなく寺ではなく在野でいたようだ。
そこで日々の日記のように書いていたらしいが、時代は鎌倉時代から南北朝に移るころでその当時の政治情勢や社会情勢を知らないと文章だけは読めても意味が通じない。
幸い、日本史は得意で色々と覚えている方だったので歴史の教科書まで必要なほどではなかったが、細かい動向は教科書にも載っていないので同じかもしれない。

単純に世俗の様を活写しているだけではなく、筆者の目でその良し悪しから嗜好が分る。
高校のときの参考書である学生社の『精講 徒然草』がたまたま僅かな蔵書にあったが、全くそれの手を借りずに読み終えることが出来た。
但し、どうしても古文が引っ掛るので行ったり着たりで読むのに時間が掛かったのは致し方ないだろう。
歴史の勉強にもなるし、古典は良いものだと改めて思う。

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